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公安省によると、この1年余りで、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策に当たってきた警察官のうち2000人以上が感染し、10人が殉職した。
これは30日に行われた、ホーチミン市ニャーベー郡フオックロック村のフオックロック仮設病院の竣工式でグエン・ズイ・ゴック公安次官が明らかにしたもの。
警察は未曾有のコロナ禍で、本来の任務である治安維持に加え、軍人や国民の健康状態のケアに奔走。その中で多くの警官が感染し、公安省傘下の4月30日病院(Benh vien 30/4、ホーチミン市5区)は既に飽和状態となっていた。
公安省は同病院の負担を軽減すべく、フオックロック仮設病院の建設を決定。公安省の工場用地で22日に着工し、24時間体制で工事を行い7日間で完成に漕ぎつけた。同仮設病院は病床数300床、このうち重症患者向けの緊急蘇生病床が100床。
ゴック公安次官は、「疫病との戦いは、軍と民、中央政府と地方自治体、政権と企業、あらゆるものの垣根を越えて互いに協力しなければ打ち負かすことが出来ない」と語った。