(C) tuoitre 写真の拡大. |
ホーチミン市新型コロナウイルス感染症(COVID-19)予防指導委員会は29日に記者会見を開き、厳格な社会的隔離措置の適用期間中に市民の生活を確保するための対策の実施状況を発表した。
軍や警察、ベトナム祖国戦線、女性協会、ホーチミン共産青年同盟(青年団)、地域の自治会などのメンバーから成る「買い物代行部隊」は23日から28日までの期間に、代行依頼があった50万8666世帯のうち41万1922世帯に生活必需品を届けた。実行率は84%となっている。市民は週に1回のペースで買い物代行部隊に依頼することが可能。
また、同期間に、11万5973袋分の食品を困窮している社会的弱者に提供した。これにより、8月15日から29日までの期間に提供した支援物資の数は96万0210袋となっている。
さらに、市からの働きかけを受け、2万人以上の大家が貸し部屋27万3728室の家賃を減免した。減免した総額は1580億VND(約7億6000万円)と試算される。
このほか、ホーチミン市ベトナム祖国戦線委員会は、慈善活動に従事する人々を対象に46万5000枚の通行許可証を発行した。
なお、8月23日からの1週間に、外出制限の規定に違反した6296人が処分を受けた。市は違反者に対し、合わせて86億VND(約4200万円)の罰金を科した。
同市では、9月15日までに新型コロナの第4波を制御すべく、8月23日午前0時から新型コロナ対策をさらに強化しており、通行許可証を持つ対象者や救急などの場合を除き、市民の外出は一切禁止されている。