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ホーチミン市疾病管制センター(HCDC)は、26日時点で市内の診療所413か所のうち401か所で移動医療ステーションを展開していると明らかにした。特に、ニャーベー郡とクチ郡では、緊急で医療ステーションの数を増強している。
これに先立ち、同市保健局とHCDCの代表者らが市内各地で活動する一部の移動医療ステーションを視察。保健局の代表者は、市内の各区・郡に配備された移動医療ステーションが、自宅療養中の新型コロナ感染者約2万3000人の世話や治療に当たっていると述べた。
移動医療ステーションでは、1か所あたり平均30~50人の感染者のケアを担当している。移動医療ステーションの任務は、自宅療養中の感染者の管理、支援、追跡。容体の変化などを早期に発見して必要な処置を施し、死亡率を最小限に抑えるべく活動している。
また、自宅療養中の感染者のケアに加えて、移動医療ステーションでは、市民の初期診察や新型コロナワクチンの接種も行っている。酸素ボンベや医薬品なども揃えており、配備後すぐに活動できる準備を整えている。