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ホーチミン市新型コロナウイルス感染症(COVID-19)予防指導委員会は20日午前に記者会見を開き、9月15日までに新型コロナの第4波を制御すべく、8月23日(月)午前0時以降に新型コロナ対策をさらに強化する方針を明らかにした。
市は23日以降、以下の5つの措置を中心に新型コロナ対策に取り組んでいく。
◇移動を極力制限し、人と人、世帯と世帯、行政区と行政区の間のソーシャルディスタンスを厳守する。
◇感染者のケア、重症患者の治療に焦点を当て、死亡率を抑える。
◇ホーチミン市新型コロナ感染流行マップの「レッドゾーン」で新型コロナ検査を実施する。
◇市民への新型コロナウイルスワクチン接種を強化する。
◇生活必需品の供給を確保し、社会的弱者のサポートを継続する。
市は、対策実施中の生活必需品の供給を市が保障するとし、市民に安心するよう呼び掛け、5K(◇マスク、◇消毒、◇間隔、◇大勢で集まらない、◇健康申告)の厳守やワクチン接種を求めた。
ホーチミン市共産党委員会ファン・グエン・ニュー・クエ宣伝教育委員長は、「新型コロナ対策の緊急措置に関する政府決議第86号/NQ-CPの指示のもと、ホーチミン市では9月15日までに第4波を制御すべくより厳しい対策を実施するが、完全な都市封鎖(ロックダウン)ではない。具体策は策定が完了し次第、公表する」と述べた。
同市では5月31日から社会的隔離措置を段階的に強化してきたが、新規市中感染者数は増加の一途を辿り、市の対策が期待通りの成果を上げていないのが現状だ。なお、19日午後までに第4波のホーチミン市の市中感染者数は16万4342人に達している。