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交通運輸省は11日、運転手が乗客を空港まで乗せる際に必要となる証明書のサンプルを公表し、海外渡航者と運転手に有利な条件を整えるよう各地方自治体に要請した。
交通運輸省のガイダンスによると、運転手は検問所で、◇海外渡航者の航空券の写し、◇PCR検査結果の陰性証明書、◇運転手が居住する街区・村レベルの人民委員会に承認された移動ルートを示す書類を提示した上で健康申告する必要がある。
また、海外渡航者は検問所で、◇パスポート、◇ビザ、◇航空券、◇PCR検査結果の陰性証明書を提示して健康申告を済ませなければならない。なお、飛行機に同乗する家族の者以外が車両に同乗することは認められない。
乗客を空港で降ろした後、運転手は地元に戻るまでの道中で他の客を乗せてはならず、決められた移動ルートを厳守。道路沿いに停車することも禁止されている。
交通運輸省傘下のベトナム航空局(CAAV)によると、全国各地で社会的距離措置が適用されている中、多くの運転手が検問所の通過が困難と考えており、乗客を空港に輸送することを拒否しているのが現状だ。