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保健省傘下のワクチン医学生物学研究所(IVAC)が開発中の新型コロナウイルスワクチン「コビバック(Covivac)」の第2期臨床試験が10日、北部紅河デルタ地方タイビン省ブートゥー郡で始まった。
第2期では18~80歳のボランティア375人を対象に実施する。ワクチン接種から42日目と57日目に血液採取と健康診断を行い、ワクチンの効果を評価・分析する予定だ。
これに先立ち今月3日、国家医学研究道徳評議会はコビバックの第1期臨床試験の結果報告を受けた。第1期はハノイ医科大学で3月15日から、18~59歳の120人のボランティアを4つのグループに分けて実施した。
ベトナム国立衛生疫学研究所(NIHE)の評価によると、ワクチンは許容できる安全性を示したが、少数の人が軽度の痛みを訴えた。副反応が生じたのは接種後30分以内だった。血液のサンプルは6月末にカナダの研究機関に送って分析を受け、ワクチンの有効性について評価を受けている。評議会はこうした結果に基づき、第2期臨床試験への移行を承認した。