(C) baodautu 写真の拡大. |
ファム・ミン・チン首相はこのほど、公安省の居住者に関する国家データベースを基盤に新型コロナウイルスワクチン接種管理システムを構築するという同省の提案に同意した。チン首相は情報通信省に対し、公安省と新型コロナウイルス感染症(COVID-19)予防国家指導委員会と協力して、システム構築を実施するよう求めた。
公安省によると、居住者に関する国家データベースシステムと身分証明書(IDカード)作成・管理システムの本格運用が7月1日から始まっており、現在約1億人の情報を集中管理している。
同省は、新型コロナ第4波が全国に拡大しており、感染流行地域からの人の移動を管理することが急務であり、各検問所で人々が申告する情報を確認する必要があると認識。そのため国家データベースを基盤にした感染地域の住民管理とワクチン接種管理のシステムを検討してきた。
ワクチンを接種した住民データの集中管理は、新たな技術システムへの投資の必要がなく、ワクチン接種率の分析なども可能だという。システムは既に完成しており、すぐにも運用することができるとしている。