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韓国警察庁とベトナム公安省が3日、「第2次ベトナム科学捜査能力強化事業」について、討議議事録(RD)に署名した。
これは2017~2019年に行われた第1次事業に続くものとなる。警察庁は今後3年間で32億3700万ウォン(約3億円)の予算を投じて、ベトナム公安省傘下の刑事科学研究所に対し、韓国の科学捜査技術を伝授する。
具体的には「韓国型デジタル証拠分析室」を新設し、フォレンジック調査(デジタル鑑識)設備などを提供する。また捜査専門家をベトナムに派遣し、設備の使用法を教育する予定だ。
これに先立ち第1次事業では、刑事科学研究所内への「韓国型現場証拠分析室」の開設、指紋・足跡分析システムの構築、DNA分析設備と現場鑑識技術教育を伝授した。同事業の終了後、ベトナムの捜査機関による証拠分析の成功率は2016年の60%台から、最大80%へと改善したという。
警察庁は、治安面での安定が必要な国・地域を対象とした協力事業を進めている。今年は計42か国を対象に492億ウォン(約47億円)を投じて推進しており、ベトナムもその一環となる。これと共に、在外韓国人の安全確保や、韓国のセキュリティ、ソフトウェア企業の海外進出ケースの発掘にも努めている。