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インドの製薬各社は、今後30日以内に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)治療薬「レムデシビル(Remdesivir)」合計約100万本を、ベトナムに供給することを約束した。在インド・ベトナム大使館の治療薬およびワクチン迅速対応チームが、インドの各製薬会社と交渉した結果だ。
インドの外務省と商工省は最近行われたベトナムの対応チームとの会合で、各製薬会社がレムデシビルの輸出手続きを円滑にできる条件を整えると伝えた。インドでは4月末に新型コロナ感染者が急増し、政府がレムデシビルの輸出禁止命令を出したが、6月14日になって輸出制限に緩和されている。
インドのマンスク・マンダビヤ保健・家族福祉相は3日、同国でレムデシビル生産許可を受けた工場数は4月の22棟から現在は62棟に増えており、月産能力も380万本から1225万本に増えていると明らかにした。
これとは別に、地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)が2日、レムデシビル50万本をインドから購入し、保健省に寄贈すると発表した。8月中に全てを受領できる見通しとしている。