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韓国の釜山出入国・外国人庁移民特殊捜査隊は2日、出入国管理法違反および公文書偽造の疑いでベトナム人A氏の身柄を拘束したと発表した。
同庁によると2009年に船員就業(E-10)の資格で入国したA氏は翌年、仕事場を無断で離れ10年以上にわたり韓国に不法滞在していた。その間、ブローカーを通じて外国人登録証を偽造し、建設現場で不法に就労していた。
その後A氏はソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を通じて、建設現場で共に働く人を募集するとの広告を出稿。結婚移民(F-6)資格の外国人登録証を、応募してきたベトナム人と本人分として計15枚、偽造および配布した。F-6は韓国で自由な就業活動が可能な在留資格となる。
A氏は建設現場での就労を斡旋したベトナム人に宿所を提供したうえ、自身の車で毎日の出退勤時に送り迎えもしていたという。これにより、労働者の日当18万ウォン(約1万7100円)中3万ウォン(約2800円)ずつを手数料として受け取っていた。
同庁はA氏からの紹介により建設現場で不法就労していたベトナム人7人を強制送還すると同時に、逃走した残り7人の行方を追っている。