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卸売業者で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のクラスター(集団感染)が発生したことを受け、2日夜までにスーパーマーケット「ウィンマート(WinMart)」(旧ビンマート=VinMart)とコンビニエンスストア「ウィンマート・プラス(WinMart+)」(旧ビンマート・プラス=VinMart+)の計37店舗が営業を一時停止した。
同チェーンを運営するビンコマース貿易サービス(ビンコマース=Vincommerce=VCM)が明らかにしたところによると、影響を受けた店舗は主にハノイ市にあり、残りの一部が北部紅河デルタ地方フンイエン省にある。
同チェーンに食肉を供給するタインガー食品会社(Thanh Nga、同市ハイバーチュン区)では1日夜までに21人もの感染者が確認されている。同社は同チェーンだけでなく、市内にある複数の大手スーパーにも食品を供給しており、影響の拡大が懸念される。
ハノイ疾病センター(HCDC)からの報告を受け、VCMは1日夜から対策に乗り出し、当局の指示のもと感染者の行動歴の追跡で協力。さらに、タインガー食品からの入荷を一時停止し、各店舗の消毒を実施して、従業員には健康申告と自宅隔離を指示した。
なお、VCMは市民の食品需要に対応すべく、同37店舗の営業停止期間中、市内にある残りの約1000店舗の商品量を増やす方針。