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新型コロナの国内第4波の感染が広がっているホーチミン市はこのほど、ワクチン接種の加速を目指し、ワクチン接種チームの数を1200チームに増強した。この一環として移動型のワクチン接種チームも発足された。
ホーチミン市直轄のトゥードゥック市(2区、9区、トゥードゥック区が合併)では、社会的弱者を対象としたワクチン接種を強化するため、封鎖区域に住む65歳以上の高齢者や貧困層のもとを訪れる移動接種チームを発足。チームは7月末から市内で業務を開始している。
このうち、レバンティン病院(旧2区病院)は2つの移動接種チームを管轄し、1チーム5人(医師2人、看護師3人)の体制で、それぞれ車2台を使って31日から市内のワクチン接種に対応している。同日には、隔離施設のごみ収集処理担当者約200人にワクチンを投与した。フル稼働すれば、2チームで1日200回分のワクチン投与が可能とされている。
このほか、バイクによる移動接種チームも発足しており、高齢や病気などの理由で接種会場まで足を運ぶことが出来ない人々のワクチン接種を行っている。
トゥードゥック市人民委員会のホアン・トゥン主席は、「これから移動接種チームを増強していく。当面は、リスクの高い区域と封鎖区域の住民を優先して接種を行う」と述べた。
なお、トゥードゥック市人民委員会はこれに先立つ7月30日、市民の救急・治療に対応すべく、40の救急チーム(市レベル:6チーム、街区レベル:34チーム)の発足を決定した。