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交通運輸省傘下のベトナム航空局(CAAV)によると、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の第4波の影響により、2021年6月における国内航空会社6社の運航便数は前年同月比▲81%減の3965便となった。
6月のベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)の運航便数は、前年同月の9300便超から1920便へと急減した。
ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)の運航便数も前年同月の約7900便から706便へと大幅に減少した。
地場不動産会社FLCグループ[FLC](FLC Group)傘下のバンブー航空(Bamboo Airways)の運航便数は2400便超から1254便に減ったが、ベトジェットエアを上回り、初めてHVNに続く2位に立った。
1~6月期の国内航空会社6社の運航便数は前年同期比▲12%減の約10万便となった。バンブー航空と、今年初旬に運航を開始したベトラベル・エアラインズ(Vietravel Airlines)を除き、残りの4社の運航便数はいずれも2桁減となった。
同期の運航便数シェアは、HVNが36%で最高、続いてVJCが34%、バンブー航空が20%だった。
同期の業界全体の平均定時運航率は前年同期比+3.9%pt上昇の94.3%で、中でもバンブー航空とベトラベル・エアラインズがともに96.8%と最も高かった。HVNが94.5%、HVN傘下の格安航空会社(LCC)パシフィック航空(Pacific Airlines)が93.5%、ベトナムエアサービス社(VASCO)が92.9%、VJCが92.8%と続いた。
同期の6社の欠航便数は1831便で、このうちHVNが1463便で最多だった。