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1927年にギリシャで生まれ、青春時代の大半をベトナムでのフランス植民地軍との戦いに捧げたコスタス・サランティディス(Kostas Sarantidis)氏が6月25日、ギリシャの首都アテネの自宅で死去した。94歳だった。グエン・バン・ラップのベトナム名を持ち、「ベトナム人民軍の英雄」の称号を受けた唯一の外国人だった。
サランティディス氏は、フランス植民地からの独立を求める運動組織「ベトミン(ベトナム独立同盟会)」に1946年半ばに参加して功績を挙げ、1954年以降は北部での社会主義建設事業とベトナムとギリシャの友好関係発展に多大な貢献をした。
ベトナム共産党と政府は、サランティディス氏の大きな貢献を称えてきた。2010年にサランティディス氏にベトナム国籍を公認。2011年1月にグエン・ミン・チエット国家主席(当時)が「友好勲章」を授与した。2013年にはチュオン・タン・サン国家主席(当時)が「ベトナム人民軍の英雄」の称号を授与した。
グエン・スアン・フック国家主席やグエン・ミン・チェット元国家主席、ブイ・タイン・ソン外相らは26日、サランティディス氏の遺族に弔電を送った。レ・ホン・チュオン駐ギリシャ・ベトナム大使と大使館の職員らは、現地で行われた葬儀に参列した。