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ホーチミン市共産党委員会のグエン・バン・ネン書記は28日に開かれた新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策に関する会合で、市保健局をはじめとする関連機関に対し、感染防止対策を今一度見直すよう指導した。
この背景には、市が新型コロナウイルス感染症対策を強化し、規制が厳しい首相指示第16号/CT-TTgに沿った措置よりも更に厳しいホーチミン市人民委員会指示第10号/CT-UBNDに沿った措置を19日から適用しているにもかかわらず、感染者数が増加の一途を辿っていることがある。
ネン書記は、ウイルス検査を徹底するとともに、感染者・感染疑い者の行動歴の追跡を効率化すべく、ウイルス検査の手配作業を見直して加速化させる必要があると主張。工業団地や輸出加工区、人が集まる場所などを中心に市全域でウイルス検査を実施するよう指導した。
市は5月26日から6月27日までの1か月で、120万件の検体採取を行った。ウイルス検査を更に加速させるため、ホーチミン市疾病制御センター(HCDC)は、企業各社に新型コロナウイルス抗原迅速検査キットを使用した従業員向け検査をガイダンスすることを検討中。
なお、ホーチミン市では、新型コロナの第4波が始まった4月27日から6月28日までの2か月で3280人の新規感染者が確認されている。これは東北部地方バクザン省に次ぐ全国2番目の多さ。