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保健省によると、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により1万3827人目の感染者(男性・77歳)と1万3347人目の感染者(男性・54歳)が死亡した。
新型コロナによる死者は累計78人、4月末から広がった第4波では43人となった。
77人目の死者となった1万3827人目の感染者は、ホーチミン市ビンタン区在住。脳卒中の後遺症があり、4年間寝たきりで話すこともできなかった。高血圧も患っていた。家庭内で4人の感染者が確認された後、ビンタン区医療センターで検査を受けたところ新型コロナ陽性となり、昏睡状態に陥り6月20日にチュンブオン病院に転院した。その後、同日に死亡が確認された。死因は新型コロナによる肺炎と、持病を背景とする多臓器不全、敗血症性ショックの合併症と診断された。
78人目の死者となった1万3347人目の感染者は、ホーチミン市1区在住。高血圧と2型糖尿病、慢性腎臓病を患っていた。6月19日に新型コロナ陽性となり、24日にチュンブオン病院に転院。治療を受けたが26日に死亡が確認された。死因は新型コロナによる肺炎の重症化と、持病を背景とする進行性呼吸不全、敗血症性ショック、多臓器不全の合併症と診断された。
保健省の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する29日正午の発表によると、8省・市で市中感染者94人が新たに確認された。海外からの入国者8人も陽性となった。
新規の市中感染者の内訳は、◇ホーチミン市:54人、◇北部紅河デルタ地方フンイエン省:14人、◇東北部地方バクザン省:11人、◇北中部地方ハティン省:8人、◇北部紅河デルタ地方バクニン省:3人、◇北部紅河デルタ地方ハイフォン市:2人、◇南部メコンデルタ地方ドンタップ省:1人、◇東北部地方ランソン省:1人。
市中感染者のうち82人は感染者の接触者(F1)や既存の集団感染発生地域の関係者などで、隔離区域内または封鎖区域内で感染が確認された。
午前と正午の発表を合わせると、同日の市中感染者数は13省・市の計189人。
29日正午の発表時点でベトナム国内の新型コロナ累計感染者数は1万6238人、死者数は+2人増えて78人となっている。