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チュオン・クオック・クオン保健次官は、国内の新型コロナウイルスワクチン需要に応えるべく、ワクチン「Spikevax(別称モデルナワクチン)」の緊急使用を認めることを明らかにした。
ベトナムではこれまでに、◇英国アストラゼネカ(AstraZeneca)製ワクチン、◇ロシア製「スプートニクV(Sputnik V)」、◇中国シノファーム(Sinopharm)製、◇米国ファイザー(Pfizer)製の4種類のワクチンの緊急使用が許可されており、モデルナ製が5種類目となる。
同ワクチンは米国の製薬会社「モデルナ(Moderna)」が開発したものだが、ベトナムに輸入されるワクチンは、スペインとフランスで製造されたもの。
なお、ベトナムでは、Zuellig Pharmaグループがワクチンの国内供給を手掛ける。同グループはワクチンの輸入にあたり、安全性と効果、品質を担保しなければならない。
保健省によると、国内の25省・市では6月28日中に、新たに11万2344人がワクチン接種を受けており、ホーチミン市が7万3975人で最も多かった。ワクチン接種の累計回数を見てみると349万7104回で、計2回の接種を完了しているのは17万2994人となっている。