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ホーチミン市11区ビントイ市場(cho Binh Thoi)管理委員会は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策として市場の「入場許可証」を導入した。同市で「入場許可証」を発行する伝統的市場はビントイ市場が初めて。
市場を訪れた感染者や感染疑い者の行動歴などの追跡が狙いだ。
市場を訪れる商人や買い物客などは、身分証明書を提示し、青色のカードに氏名や生年月日、住所、電話番号などを記入する。管理委員会はカードの情報を登録し、QRコードを印刷した「入場許可証」を発行する。
市場の利用者は次回以降も市場を訪れる度にこの「入場許可証」を提示し、市場のスタッフがQRコードを読み取る流れとなる。管理委員会によると、これまでに地元住民に1万1000枚の「入場許可証」を発行したという。
ビントイ市場は面積4779m2で558店舗が出店しているが、新型コロナウイルス感染症の第4波の影響により、営業を継続しているのは食品などの生活必需品を取り扱う303店舗となっている。
ホーチミン市には、伝統的市場239か所、スーパーマーケット206か所、ショッピングモール49か所、コンビニエンスストア2500か所がある。中でも伝統的市場が同市の食品需要の50~70%に対応している。