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ベトナム政府はこのほど、保健省を通じて「コバックス・ファシリティ(COVAX Facility)」のワクチン支援に50万USD(約5600万円)の追加拠出を決定した。
コバックス・ファシリティは、新型コロナウイルスワクチンの共同調達に関する国際的な枠組みで、新型コロナワクチンの開発と製造を加速化させ、世界の全ての国に、公平で公正なワクチンアクセスを保証することを目的に設立した。
ベトナムは、コバックス・ファシリティに参加する190か国のうちの1か国で、同枠組みを通して年末までにアストラゼネカ(AstraZeneca)製ワクチン3000万回分を調達する見通し。
なお、ベトナムはこれまでに、390万回分のアストラゼネカ製ワクチンを受け取っており、このうち250万回分はコバックス・ファシリティを介して調達されたもの。
ベトナム当局は、ワクチン接種により年末までに全国人口の70%が集団免疫を獲得することを目標に掲げているが、海外からのワクチン納入が大幅に遅れているのが現状だ。