(C) vnexpress |
保健省の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する23日午前の発表によると、3省・市で市中感染者55人が新たに確認された。
新規の市中感染者の内訳は、◇ホーチミン市:51人、◇東北部地方バクザン省:2人、◇北中部地方ゲアン省:2人。
市中感染者のうち45人は感染者の接触者(F1)や既存の集団感染発生地域の関係者などで、隔離区域内または封鎖区域内で感染が確認された。ホーチミン市の10人は保健省が詳細を確認中。
23日午前の発表時点でベトナム国内の新型コロナ累計感染者数は1万3782人、死者数は69人となっている。
ハノイ市保健局によると、同市ドンアイン郡在住の男性(26歳)が、英国アストラゼネカ(AstraZeneca)製ワクチンを接種した39時間後に死亡したという。男性は基礎疾患もなく、接種前のスクリーニングでも問題がなかった。20日午前にワクチンを接種し、接種後30分間の健康観察でも異常がなかった。しかし、翌21日に自宅で痙攣を起こし、ドンアイン総合病院に救急搬送されたが同日夜に死亡が確認された。アナフィラキシーや血栓症も確認されず、死因は不明。
なお、ベトナムでは3月8日にワクチン接種が始まり、これまでに4人の接種後の死亡例が確認されている。ただし、うち3人についてはワクチン接種との因果関係が不明で、ワクチン接種による死亡とは結論づけられていない。