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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策に違反し、南中部沿岸地方ダナン市で深刻な市中感染の被害を引き起こしたとして、美容院「アミダ(Amida)」(同市ハイチャウ区)の経営者が在宅起訴された。同市警察が21日に明らかにした。
新型コロナの国内第4波の感染が広がったことを受け、同市人民委員会は4月末から市民にマスクの着用を義務付けるとともに、集会や会食を禁止するなどして感染対策を実施するよう指示していた。
こうした中、美容院「アミダ」の経営者であるグエン・クアン・チョン容疑者(男・29歳、同区在住)は、5月2日午後8時30分から10時15分まで社内ミーティングを行い、30人以上のスタッフがこれに参加した。
スタッフらはミーティング開始時にマスクを着用していたが、チョン容疑者がマスクを外すよう指示し、スタッフにノルマ達成の目標を大声で叫ぶよう命じていた。
この結果、ダナン市では美容院「アミダ」のスタッフを中心に市中感染が広がり、計65人が新型コロナウイルスに感染。これにより、国は行動歴や接触者の追跡、ウイルス検査、感染者の治療などのために71億VND(約3400万円)を拠出することになった。