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ホーチミン市ゴーバップ区ファムバンチエウ(Pham Van Chieu)通り在住の女性(38歳)が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策に違反し、南部メコンデルタ地方ティエンザン省で市中感染を引き起こしたとして、同省カイライ町(thi xa Cai Lay)警察は19日、刑事事件として立件することを明らかにした。
カイライ町ミーハインドン村(xa My Hanh Dong)在住の別の女性(46歳)が11日に同村の医療施設を受診した際、新型コロナウイルスに感染していることがわかった。行動歴や接触者などの追跡の結果、ホーチミン市ゴーバップ区在住の女性から感染したことが確認された。
ゴーバップ区では新型コロナの第4波で集団感染(クラスター)が発生したが、女性は5月末から6月初めにかけて同区からティエンザン省の夫の実家に移動したにもかかわらず、健康申告を行わず、隔離措置も受けていなかった。
女性は新型コロナウイルス検査に関して地元当局に協力しなかったため、当局は強制的に検査を行うことになった。検査の結果、女性は新型コロナウイルスに感染しており、さらに別の21人にも感染させたことが分かった。
女性は刑事法第240条に触れ、「危険な感染症を他人に感染させた容疑」で捜査を受けることになる。
なお、ミーハインドン村は13日正午から封鎖され、2327世帯の住民8593人が影響を受けている。ティエンザン省は首相指示第15号/CT-TTgに沿った社会的隔離措置を適用しているが、中でもカイライ町とカイベー郡(huyen Cai Be)は、首相指示第15号より規制が厳しい首相指示第16号/CT-TTgに沿った社会的隔離措置を適用している。
同省では21日正午までに、第4波で45人の市中感染者が確認されている。