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保健省によると、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により8217人目の感染者(女性・71歳)が死亡した。
これにより、新型コロナによる死者は62人、4月末から広がった第4波では27人となった。
死亡した女性は、南部メコンデルタ地方アンザン省チャウタイン郡在住。10年以上にわたり2型糖尿病と高血圧を患い、結核の既往症があった。
女性は6月2日に娘と孫とともにカンボジア国境の東南部地方タイニン省モクバイ国境検問所からベトナムに入国し、検査で新型コロナ陽性となった。同省のベンカウ医療センターに入院し、治療を受けたが病状が悪化。14日に死亡が確認された。死因は新型コロナによる肺炎、既往症と高血圧、2型糖尿病を背景とする敗血症性ショックと呼吸不全の合併症と診断された。
保健省の新型コロナに関する18日午後の発表によると、5省・市で市中感染者59人が新たに確認された。海外からの入国者3人も陽性となった(うち1人は日本からの入国者)。
新規の市中感染者の内訳は、◇ホーチミン市:30人、◇東北部地方バクザン省:19人、◇北部紅河デルタ地方バクニン省:6人、◇北中部地方ハティン省:3人、◇西北部地方ホアビン省:1人。
市中感染者のうち46人は感染者の接触者(F1)や既存の集団感染発生地域の関係者などで、隔離区域内または封鎖区域内で感染が確認された。
ホーチミン市は18日の市中感染者数が149人に達し、前日の137人を上回って1日の市中感染者数として2020年の新型コロナ発生以降で最多となった。
18日午前と正午、午後の発表を合わせると、同日に確認された市中感染者数は7省・市の計259人だった。
18日午後の発表時点でベトナム国内の新型コロナ累計感染者数は1万2414人、死者数は+1人増えて62人となっている。
北中部地方ゲアン省ビン市は、首相指示第16号/CT-TTgより規制が緩い首相指示第15号/CT-TTgに沿った社会的隔離措置を適用していたが、感染者数が増加していることを受けて19日午前0時より最も規制が厳しい首相指示第16号/CT-TTgを適用する。