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ホーチミン市では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の第4波で14日午後6時までにトゥードゥック市と21区・郡の全てで計871人の市中感染者が確認されている。市中感染者がいなかったカンゾー郡でも13日に初めて感染者が確認された。
市中感染者のうち約450人はゴーバップ区3街区グエンバンコン(Nguyen Van Cong)通り415/8/4番地に拠点を置くキリスト教福音団体「リバイバル・エクレシア・ミッション(Revival Ekklesia Mission)」関連の集団感染(クラスター)だが、この集団感染については制御下にある。
直近では11日にホーチミン市熱帯病病院のITスタッフが陽性となり、スクリーニング検査と追跡、検査を実施したところ、院内で50人以上の感染者が確認された。病院関係者の家族の感染も確認されている。
陽性となった熱帯病病院の別のITスタッフの妻でザーディン人民病院に勤務する女性と子供2人の感染も確認され、一家は同じく集団感染が発生しているビンタン区アンラック街区にあるマンション「イーホーム3(Ehome 3)」に居住している。
また、この集団感染関連でザーディン人民病院の他の医療スタッフ1人も感染が確認されている。
熱帯病病院は12日午後から封鎖されている。14日までに熱帯病病院では英アストラゼネカ(AstraZeneca)製ワクチンを2回接種した医療スタッフ55人の感染が確認されたが、全員ウイルス量が少なく、無症状だという。
ホーチミン市疾病管制センター(HCDC)は、この集団感染の感染源は院外に起因するものと見ている。
なお、マンション「イーホーム3」では5月30日に「リバイバル・エクレシア・ミッション」関連の感染者が出たことから封鎖措置が講じられた。同マンションではその後も感染者が複数人確認されている。