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ウイルスセキュリティ国内大手のBkavのグエン・トゥー・クアン最高経営責任者(CEO)はこのほど、生理食塩水のうがい水で新型コロナウイルス感染者を発見することができる人工知能(AI)搭載装置を開発したと発表した。
クアン氏によると、昨年12月に開発に着手し、ハノイ市中央熱帯病病院と協力して新型コロナ感染者のうがい食塩水のサンプルを使ってAIを訓練してきたという。
うがい食塩水を試験管に入れてある波長帯の光を当て、吸収される波長の量をセンサーで測定した結果に基づいて、AIが感染の可能性を判定する。装置にセットするだけで10秒後に結果が出るとされる。
クアン氏は「中央熱帯病病院での初期試験では90%以上正しい判定が得られた。もし成功すれば、新型コロナとの戦い方の戦略を変えることになるだろう」と自信を見せた。この方法なら、検査費用や結果待ちの時間を大幅に節約できる。
新型コロナウイルス感染症予防国家指導委員会は8日に開いた会議で保健省に対し、新型コロナの流行地域でこの装置を試験的に使用する準備をするよう指示した。