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保健省の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する9日午後の発表によると、5省・市で市中感染者57人が新たに確認された。海外からの入国者3人も陽性となった。
新規の市中感染者の内訳は、◇ホーチミン市:20人、◇東北部地方バクザン省:19人、◇北部紅河デルタ地方バクニン省:12人、◇ハノイ市:5人(うち1人がK病院)、◇東北部地方ランソン省:1人。
これにより、ホーチミン市の第4波の市中感染者数は501人に達した。
市中感染者はいずれも感染者の接触者(F1)や既存の集団感染発生地域の関係者などで、隔離区域内または封鎖区域内で感染が確認された。
9日午前と正午、午後の発表を合わせると、同日に確認された市中感染者数は6省・市の計381人だった。
9日午後の発表時点でベトナム国内の新型コロナ累計感染者数は9565人、死者数は55人となっている。
保健省の午後の発表には含まれていないが、1か月前の5月7日にホーチミン市から南部メコンデルタ地方ティエンザン省に帰省した男子学生が6日夜に同省で交通事故に遭い、病院に救急搬送され、新型コロナウイルスのクイックテストを受けたところ、2回陽性の結果が出た。
これを受けて、ティエンザン省の第120軍医病院では、この男子学生と接触があった警備員や看護師、医師など12人を隔離している。現時点でこの男子学生は疑陽性の扱いとなっている。