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地場テクノロジー企業Gグループ(G-Group)傘下のGイノベーションズ(G-Innovations)は4日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の集中隔離の対象者と終了者の監視を補助する専用の電子リストバンド「Gトラック(G-Track)」の製造に成功したと発表した。
Gトラックにはブルートゥース(Bluetooth)対応とGPS搭載の2種類があり、体温を測定する機能がある。医療従事者が濃厚接触者(F1)やF1の接触者(F2)との接触機会を減らすのに役立つとされる。リストバンドの装着者が故意にバンドをはずしたり隔離場所から離れたりした場合に、医療従事者に通知する機能がある。装着対象者には、入国者、集中隔離施設隔離者、自宅隔離者、F1、F2が含まれる。
Gイノベーションズによると、Gトラックの試験利用結果は情報通信省に報告済みで、本格生産の準備中だという。6月中に隔離対象者に試験的に導入し、7月以降に利用者を拡大する予定だ。同社のフン・アイン・トゥー社長は、最初のGトラック5000個を贈呈すると明らかにした。
情報通信省は先に、国内のIT企業に対し、自社の資金で隔離対象者の監視用電子リストバンドの開発・生産に取り組むよう呼び掛けていた。