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ハノイ市人民委員会は3日に開いた新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策に関する会合で、高校入学試験を受験できない感染者(F0)および濃厚接触者(F1)について、市内公立校の翌年度の新入生として無条件で受け入れることを決定した。
同市には現在、F0の受験生はおらず、F1の受験生が11人いる。この11人は特別措置として、高校入学試験を受験することなく無条件で高校に進学することが認められた。F1の接触者(F2)については、中学時代の成績評価を基準として高校入学を認める。
この特別措置が悪用されないよう、地元当局は責任を持ってF0・F1・F2の真偽を確認しなければならない。
なお、F2の受験生については、試験前のウイルス検査で自身にとってのF1が陰性判定を受けた場合、他の受験生同様試験に臨むことになるが、他の受験生が安心できるよう別室で試験を受ける。
同市の高校入学試験は、6月12日と13日の両日に行われ、9万3300人が受験する。公立校の定員は6万7000人で、不合格となった生徒は私立校に進学するか、職業訓練センターなどで就業に向けた訓練を受ける。