(C) Enternews |
グエン・タイン・ロン保健相は2日、2021年内にロシア産の新型コロナウイルスワクチン「スプートニクV(Sputnik V)」2000万回分を受領することでロシアと一致したと明らかにした。
保健省はロシア産ワクチンの調達に向けて、2020年8月から交渉を積極的に進めていた。これに関連し、保健省は3月にスプートニクVについて緊急措置として使用を許可している。
保健省はさらに、今後のワクチン安全保障を確保すべく、ロシアから技術移転が受けられるよう準備を進めている。
この一環として、保健省傘下の第1ワクチン生薬製造会社(Vabiotech)はロシアの協力のもと、7月からベトナム国内でロシア産ワクチンの最終加工を施す事業を開始する。同事業では、月500万回分のワクチンを生産する。
なお、グエン・スアン・フック国家主席は同日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領に書簡を送った。主席はこの中で、新型コロナ対策に関するロシアのこれまでの支援に謝辞を述べると共に、ベトナムの新型コロナウイルスワクチン調達に関する支援の継続とワクチンの技術移転を希望した。