(C) tuoitre 写真の拡大. |
ホーチミン市熱帯病病院によると、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により同市在住の国内5463人目の感染者(女性・37歳)が死亡した。
保健省からはまだ正式に発表されていないが、新型コロナによる死者は国内49人目、4月末から広がった第4波では14人目となる。また、2020年1月にベトナムで新型コロナが初めて確認されて以来、ホーチミン市での死亡例はこれが初めて。
死亡した女性は、3区でバインカイン店「オータイン(O Thanh)」を営む4780人目の感染者(女性・58歳)の娘で接触者(F1)だった。
死因は新型コロナの重症化、敗血症性ショック、高血圧に伴う心不全、末期の慢性腎不全と診断されている。
女性は、母親である4780人目の感染者のF1となった後、末期の慢性腎不全のため同市グエンチーフオン病院で治療を受けながら隔離措置が適用された。1回目の検査では陰性だったが、発熱のため2回目の検査を受け、5月24日に陽性となった。その後、ホーチミン市熱帯病病院に転院し、治療を受けていた。
「オータイン」関連の集団感染では、死亡した女性を含めて5人の感染者が確認されている。遺伝子配列解析の結果では、英国型の変異株が確認された。