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保健省によると、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により国内3354人目の感染者(男性・76歳)が入院先のハノイ市中央熱帯病病院で死亡した。
新型コロナによる死者は国内48人目、4月末から広がった第4波では13人目となる。
死亡した男性は東北部地方ランソン省フウルン郡在住で、感染者の接触者としてフウルン郡医療センターで隔離措置を受けていた。5月7日に新型コロナウイルス検査で陽性となり、中央熱帯病病院のドンアイン分院に転院し、肺炎と診断され治療を受けた。
その後も呼吸不全や低血圧、肺出血、真菌感染症などを発症し、懸命な治療が続いたものの病状は悪化。31日夜に死亡が確認された。死因は新型コロナによる重度の肺炎、多臓器不全の合併症、出血性ショックと診断された。
保健省の新型コロナに関する1日午後の発表によると、10省・市で市中感染者89人が新たに確認された。また、海外からの入国者1人も陽性と判明した。
新規の市中感染者の内訳は、◇東北部地方バクザン省:47人、◇ホーチミン市:19人、◇北部紅河デルタ地方バクニン省:10人、◇東北部地方ランソン省:4人、◇ハノイ市:2人、◇北部紅河デルタ地方ハナム省:2人、◇南部メコンデルタ地方ロンアン省:2人、◇南部メコンデルタ地方ドンタップ省:1人、◇南部メコンデルタ地方チャビン省:1人、◇北部紅河デルタ地方ビンフック省:1人。ドンタップ省で市中感染者が確認されたのは第4波で初めて。
1日午前と正午、午後の発表を合わせると、同日に確認された市中感染者数は10省・市の計250人だった。
1日午後の保健省の発表時点でベトナム国内の新型コロナ累計感染者数は7572人、死者数は48人となっている。
新規の市中感染者は、ビンフック省の1人を除いていずれも感染者の接触者(F1)や既存の集団感染発生地域の関係者などで、隔離区域内または封鎖区域内で感染が確認された。ビンフック省の1人は保健省が詳細を確認中。
ホーチミン市の19人はいずれもゴーバップ区3街区グエンバンコン(Nguyen Van Cong)通り415/8/4番地に拠点を置くキリスト教福音団体「リバイバル・エクレシア・ミッション(Revival Ekklesia Mission)」関連。
チャビン省の1人はこれに先立ち同省で感染が確認された7302人目の感染者の接触者(F1)。7302人目の感染者は、「リバイバル・エクレシア・ミッション」関連の6289人目の感染者のF1。
ドンタップ省の1人はこれに先立ち同省で感染が確認された7176人目・7177人目の感染者のF1。この2人も「リバイバル・エクレシア・ミッション」関連でホーチミン市で感染が確認された7059人目の感染者のF1。