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日本政府は、ベトナムで新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の変異ウイルスによる感染が拡大していることを受けて、同国からの帰国者および再入国者に対し、指定施設での6日間待機の実施を検討している。同措置は6月4日から適用となる見通し。
日本政府は現在、同国からの帰国者らに対して、自宅などで14日間の待機を求めているが、今後は指定施設で6日間の待機を実施し、3日目と6日目の検査で陰性判定を受けた場合のみ自宅で残り期間の待機を認めるという。
なお、日本政府はベトナムの他に、マレーシアに対しても同様の措置を適用する方針を示している。
これに先立ち、ベトナムの中央衛生疫学研究所は5月末、国内の新型コロナウイルス感染者32人のサンプルを対象に実施した新型コロナウイルスに関する遺伝子配列解析の結果、4人からインド型「B.1.617.2」と英国型「B.1.1.7」の両方の遺伝子変異体を持ったハイブリッド変異株が発見されたと発表していた。