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ホーチミン市は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の市中感染が拡大していることを受け、市内広域で新型コロナウイルス検査を実施する方針だ。感染リスクが高い地域を優先し、1日に約10万人ずつサンプルを採取する見通し。
これは、ホーチミン市人民委員会のグエン・タイン・フォン主席が、30日に開かれた新型コロナ予防に関する緊急会合で指導したもの。
同市保健局によると、市民全員を対象に検査を実施するのではなく、ゴーバップ区を中心に感染リスクが高い地域で大規模な検査を実施する。まずはゴーバップ区とタンフー区を対象とし、その後に他の地域に対象を拡大する。
当面は、集団感染(クラスター)が発生しているゴーバップ区のキリスト教福音団体「リバイバル・エクレシア・ミッション(Revival Ekklesia Mission)」のメンバーに関連する地域の選挙関係者と、輸出加工区・工業団地・ハイテクパークに勤務する労働者・工場労働者のサンプル採取に注力する。
なお、同市保健局のグエン・タン・ビン局長によると、同市では前日に5万人余りを対象に検査を実施した。