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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)予防国家指導委員会の27日午後の発表によると、新型コロナにより国内3881人目の感染者(男性・81歳)が入院先のハノイ市中央熱帯病病院で死亡した。
新型コロナによる死者は国内46人目、4月末から広がった第4波では11人目となる。
死亡した男性は北部紅河デルタ地方バクニン省の感染流行地域に居住していた。男性は4年前に交通事故で肋骨と鎖骨を骨折したほか、2年前から肝膿瘍を患っていた。
男性は5月5日に微熱と身体の痛み、軽い咳などの症状が現れたため地元の病院を受診したところ肺炎と診断され、4日間入院した。新型コロナウイルス検査の結果は陰性だったため、自宅に戻って処方薬を服用し、自宅隔離を行った。
しかし、11日に高熱を出し、咳も悪化。14日には呼吸困難に陥り、バクニン省トゥアンタイン郡医療センターに入院。クイックテストで新型コロナ陽性となり、バクニン省総合病院に転院した。
さらに15日にはハノイ市中央熱帯病病院ドンアイン分院に転院し、敗血症性ショックと新型コロナによる肺炎と診断された。その後、人工呼吸器や透析、抗生物質などによる治療を受けたが病状は改善せず、肺機能は悪化していった。
男性は26日午後10時31分に死亡が確認された。死因は敗血症性ショックと新型コロナによる肺炎、進行性呼吸不全の合併症、敗血症と診断された。