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保健省の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する25日午後の発表によると、5省・市で市中感染者287人が新たに確認された。海外からの入国者3人も陽性と判明した。
25日午前と正午、午後の発表を合わせると、同日に確認された感染者数は計447人、うち市中感染が9省・市の計444人となっている。1日あたりの市中感染者数は5月16日の187人が最多だったが、25日はこの約2.4倍に達し、過去最多を更新した。
バクザン省のみを見ると、25日に同省で確認された市中感染者は375人となり、第4波の累計は1399人に達した。
午後に発表された新規の市中感染者の内訳は、◇東北部地方バクザン省:243人、◇北部紅河デルタ地方バクニン省:26人、◇ハノイ市:12人(うちK病院が1人)、◇東北部地方ランソン省:3人、◇北部紅河デルタ地方ハナム省:3人。
市中感染者の詳細は、バクザン省については発表されていないが、その他の省・市ではいずれも感染者の接触者(F1)や既存の集団感染発生地域の関係者などで、隔離区域内または封鎖区域内で感染が確認された。
25日午後の保健省の発表時点でベトナム国内の新型コロナ累計感染者数は5851人、死者数は44人となっている。
ハノイ市の感染者のうち3人は感染者の接触者(F1)、3人はT&T社関連、2人は既存の集団感染関連のF1、2人は5414人目の感染者関連、1人はK病院タンチエウ分院関連のF1。
ホーチミン市疾病管制センター(HCDC)は25日午後、5月15日以降にバクニン省イエンフォン郡(huyen Yen Phong)からホーチミン市に入域した人と、5月3日以降にバクザン省イエンテー郡(huyen Yen The)郡からホーチミン市に入域した人に対し、21日間の集中隔離措置を適用すると発表した。対象者には併せて検査も実施する。
4月27日以降に確認された市中感染は30省・市の計2793人。内訳は、◇バクザン省:1399人、◇バクニン省:533人、◇ハノイ市:328人、◇南中部沿岸地方ダナン市:154人、◇北部紅河デルタ地方ビンフック省:89人、◇西北部地方ディエンビエン省:55人、◇ランソン省:44人、◇北部紅河デルタ地方ハイズオン省:39人、◇ハナム省:39人、◇北部紅河デルタ地方フンイエン省:36人、◇北部紅河デルタ地方タイビン省:19人、◇ホーチミン市:8人、◇西北部地方ホアビン省:7人、◇北部紅河デルタ地方ナムディン省:6人、◇北中部地方トゥアティエン・フエ省:5人、◇東北部地方フート省:4人、◇北中部地方タインホア省:4人、◇北部紅河デルタ地方ニンビン省:4人、◇南中部沿岸地方クアンナム省:3人、◇北中部地方クアンチ省:3人、◇南中部高原地方ダクラク省:3人、◇北部紅河デルタ地方ハイフォン市:2人、◇東北部地方タイグエン省:2人、◇西北部地方イエンバイ省:1人、◇南中部沿岸地方クアンガイ省:1人、◇東南部地方ドンナイ省:1人、◇北中部地方ゲアン省:1人、◇東北部地方クアンニン省:1人、◇東北部地方トゥエンクアン省:1人、◇西北部地方ソンラ省:1人。
なお、1月28日以降の第3波では、3月26日までの約2か月間に13省・市で910人の市中感染が確認された。ただし、このうち726人はハイズオン省で確認され、同省が第3波の震源地となっていた。