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東北部地方バクザン省の保健局によると、25日午後までに判明した検査結果で、新たに375人の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の陽性患者が確認された。同省は新型コロナ国内第4波の震源地となっており、市中感染の拡大が深刻化の一途をたどっている。
バクザン省での流行拡大を受けて、保健省は25日午後に作業部会およびバクザン省保健局と緊急会議を開いた。
バクザン省保健局が、この3日間で総力を挙げて省内の工業団地や工場、工員の居住地を対象に検疫と検査を実施した結果、新たに375人の陽性患者が確認された。陽性患者はいずれも社会的隔離措置の適用区域で見つかっており、その大半は1回目の検査で陰性だったが、再検査で陽性となった。
専門家によると、バクザン省内には3か所のホットスポットがあり、1か所当たり1万~2万人の工員が密集して居住しているため、隔離措置を適用しているものの、感染リスクが非常に高くなっている。
バクザン省人民委員会は同日朝、同省ヒエップホア(Hiep Hoa)郡、タンイエン(Tan Yen)郡、イエンテー(Yen The)郡、ルックガン(Luc Ngan)郡、ソンドン(Son Dong)郡およびバクザン市に住む人々、合わせて約100万人に対し、本日以降自宅から外出しないよう求めた。この措置は、公務員や仕事がある工員、新型コロナの検疫などに携わる者、救急搬送スタッフには適用されない。