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ブー・ドゥック・ダム副首相は、19日午後に開かれた新型コロナウイルス感染症(COVID-19)予防国家指導委員会の会合で、入国者に対する隔離・ウイルス検査の新たなガイダンスを策定するよう保健省に指示した。
新たなガイダンスでは、複数の検査方法を駆使して入国者を分類し、必要なワクチン接種を受けた入国者など「安全な入国者」については、7日間の集中隔離を適用して、以降は自宅・宿泊先での健康観察とすることが検討されている。
ダム副首相は、「集中隔離期間の短縮は、隔離施設にかかる圧力の緩和や入国者への金銭的負担の削減に繋がり、外国人専門家の受け入れと海外在住ベトナム人の帰国を進める上で重要なこと」と述べ、1週間以内に新ガイダンスを策定するよう求めた。
ベトナムでは、新型コロナウイルス感染症の第4波発生を受け、保健省が5日から、入国者および感染者の接触者に対する集中隔離期間を従来の14日間から21日間に延長。さらに、集中隔離終了後には、7日間の健康観察期間を設けるなど防疫を強化している。
この措置について、在ベトナム韓国大使館などは「厳し過ぎる」として、ベトナム側に規制緩和を要請していた。