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ハノイ市警察とホーチミン市警察は相互に協力し、複数のFX取引所を摘発した。ハノイ市警察が明らかにした。
摘発されたのは「Rforex.com」「Yaibroker」「Vistaforex」「Exswiss」のほか、同4サイトと同じインターフェースを持つ複数のウェブサイト。
ハノイ市警察とホーチミン市警察は300人体制で11省・市で立ち入り検査を一斉に実施し、容疑者26人を連行した。ブー・ディン・フン容疑者(男・38歳、ホーチミン市在住)、ファム・マイン・フン容疑者(男・36歳、同)、ファム・ティ・タイ容疑者(女・36歳、ハノイ市在住)の3人が元締めとして特定された。
取引プラットフォーム「MetaTrader 5」を導入した上述の「取引所」は、27か国の1万2000人の投資家を誘致していた。中でも、英国の法人「Rforex Ltd」をカムフラージュとしていた「Rforex.com」では、取引額が約1000億VND(約4億8000万円)に達すると推定される。
容疑者らは、投資家の資産を横領する目的でテクノロジーを駆使して取引処理システムに介入し、投資家の勝ち負けを自由に操作していたという。
ベトナムの現行規定では、外国為替業務の許可を受けた金融機関と指定を受けた代理店のみが外貨に関するサービスを提供することが可能となっている。
警察は「合法的なFX市場と仮想通貨市場は存在せず、FX取引で詐欺が横行している」として、国民に対しFX取引所に投資しないよう警告している。