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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の市中感染が工業団地を中心に急拡大している東北部地方バクザン省は、18日午前0時より省内の工業団地4か所の稼働を一時停止している。この措置は新たな通知が出るまで継続する。
対象となる工業団地は、◇バンチュン(Van Trung)工業団地、◇クアンチャウ(Quang Chau)工業団地、◇ディンチャム(Dinh Tram)工業団地、◇ソンケー・ノイホアン(Song Khe - Noi Hoang)工業団地の4か所。
バクザン省では18日午前までに、4月27日以降の第4波で計411人の市中感染が確認されている。このうちの大半がベトイエン郡の工業団地2か所に勤務する工場労働者の集団感染によるものだ。
集団感染の発生により、今回稼働停止の対象となった工業団地4か所では、入居企業数百社が生産を一時停止し、工場労働者約13万6000人が影響を受けた。
中でも、バンチュン工業団地のシンヨン・ベトナム(Shin Young Vietnam)とSJテック・ベトナム(SJ-Tech Vietnam)関連の市中感染者が計208人、クアンチャウ工業団地のホシデン・ベトナム(Hosiden Vietnam)関連が190人となっている。
これまでに感染者の接触者(F1)として約6000人が集中隔離施設で、F1の接触者(F2)として約3万人が自宅で隔離措置を受けている。また、バクザン省は工業団地4か所の全ての工場労働者と近隣住民のサンプルを採取し、新型コロナウイルス検査を急いでいる。
なお、バクザン省には工業団地が6か所あり、合わせて24万人余りが工場労働者として働いている。