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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)予防国家指導委員会は12日、◇南中部沿岸地方ダナン市、◇北部紅河デルタ地方バクニン省、◇東北部地方バクザン省の3省・市とのオンライン会合を開き、各自治体に対して工業団地での集団感染(クラスター)防止策強化を促した。
この3省・市の工業団地では、COVID-19の第4波による市中感染者が確認された。ダナン市では、ソンチャー区アンドン工業団地内のチュオンミン社(Truong Minh)で感染者が確認されたことを受け、市内一部が封鎖。検査の結果33人の感染者が見つかった。
バクニン省では、サムスン電子ベトナム(Samsung Electronics Vietnam)やキヤノン・ベトナム(Canon Vietnam)、ジョンソン・ヘルス・インダストリー・ベトナム(Johnson Health Industry Vietnam)で感染者を確認。バクザン省ではシンヨン・ベトナム(Shin Young Vietnam)で感染者が確認され、いずれの工場でも多くの濃厚接触者がいた。
3省・市の指導者は、既に全ての感染源を封鎖・隔離しており、引き続き接触者らの追跡と検査を進めていくと報告した。
COVID-19予防国家指導委員会の委員長を務めるブー・ドゥック・ダム副首相は、新型コロナ対策で最も警戒を強めるべき場所として、国民の健康を支える病院、国の経済を支える工場と企業を挙げた。特に工場団地の工場は重要であると強調し、全国の自治体に対して、工業団地での感染拡大防止策の強化を求めた。
また保健省は、この会合で地方自治体に対し、工業団地および工業団地内の企業各社に新型コロナ対策を徹底させるよう求め、これを徹底しない場合は営業を一時停止とするよう要請した。