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北部紅河デルタ地方タイビン省で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の市中感染が拡大していることを受け、同省共産党委員会は6日正午から省全域において、首相指示第15号/CT-TTgに沿った社会的隔離措置を適用した。
首相指示第15号/CT-TTgでは、◇食料品販売店や薬局などを除く全てのサービス施設の休業、◇20人以上が集まる全ての会議やイベント、宗教行事の中止、◇職場や学校、病院以外での10人以上の集合の禁止、◇公共の場所で人との距離を2m以上確保すること、◇公共交通機関の運行の一時停止または減便などが求められる。
同省疾病管制センター(CDCタイビン)によると、新型コロナウイルス感染症の第4波により、同省では5人の感染者が新たに確認された。新規感染者はいずれも第2中央熱帯病病院(ハノイ市ドンアイン郡)関連。
このうち、3人はタイトゥイ郡(huyen Thai Thuy)のホンズン村(xa Hong Dung)とトゥイクイン村(xa Thuy Quynh)、1人はキエンスオン郡ビンミン村(xa Binh Minh, huyen Kien Xuong)、1人はブートゥー郡タムクアン村(xa Tam Quang, huyen Vu Thu)在住で、いずれもタイビン省総合病院で治療中。
これとは別に、同じく感染が確認された省民2人(タイビン市ブードン村=xa Vu Dong, TP. Thai Binhとフンハー郡バンラン村=xa Van Lang, huyen Hung Ha在住)は現在、ハノイ市で治療を受けている。
CDCタイビンは、感染者の一部とその家族が多くの人々と接触があったことから、同省における市中感染拡大のリスクは「非常に高い」としている。なお、省内の教育施設は6日から新たな決定が出るまで休校措置を適用している。