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保健省の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する1日午後の発表によると、日本からベトナムに帰国し隔離期間終了後に陽性となった2899人目の感染者に関連する市中感染者3人が新たに確認された。また、海外からの入国者11人の感染も確認された。
1日午後の時点でベトナム国内の新型コロナ累計感染者数は2942人、死者数は35人となっている。
新たに確認された市中感染者3人は北部紅河デルタ地方ハナム省在住で、2941人目の感染者は2899人目と2940人目の感染者の接触者(F1)、2940人目と2942人目の感染者は2941人目の感染者のF1。
隔離期間終了後に陽性となった2899人目の感染者は、4月7日に日本からベトナムに帰国し、南中部沿岸地方ダナン市で21日まで隔離措置を受けていた。隔離期間中の3回の検査では陰性だったが、隔離期間を終えてハナム省に戻った後に体調不良を訴え、29日に陽性と判明した。
また、海外からの入国者11人のうち5人は日本から帰国したベトナム人だった。
なお、これに先立ち西北部地方イエンバイ省でインドから入国したインド人専門家らが滞在する隔離ホテルの従業員が陽性となった件では、感染者のインド人専門家4人とホテル従業員1人から、いずれもインド型の変異株が確認された。
市中感染が再発していることを受けて、ハナム省は29日から、ハノイ市とホーチミン市は30日から、カラオケやバー、ディスコなどの営業を一時停止している。このほか、イエンバイ省、北部紅河デルタ地方ナムディン省、同ハイフォン市も1日から同措置を適用している。
新型コロナウイルスワクチンの接種状況について、3月8日から4月30日までに計50万9855人が接種した。