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保健省の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する30日午前の発表によると、日本からベトナムに帰国し隔離期間終了後に陽性となった2899人目の感染者の接触者(F1)2人と、F1の接触者(F2)1人が新たに陽性となった。また、海外からの入国者1人の感染が新たに確認された。
30日午前の時点でベトナム国内の新型コロナ累計感染者数は2914人、死者数は35人となっている。
新たに確認された市中感染者3人のうち1人はハノイ市ドンアイン郡在住(2911人目の感染者、男性・28歳)で、22日にハナム省リーニャン郡で2899人目の感染者と食事に行っていた。F1として検査を受け、29日に陽性となった。
別の2人は北部紅河デルタ地方フンイエン省フークー郡在住。1人目(2912人目の感染者)は2歳の女児、2人目(2913人目の感染者)は58歳の女性で、2912人目の感染者の祖母にあたる。2912人目の感染者は22日にハナム省リーニャン郡で2899人目の感染者と接触があった。また、2913人目の感染者は孫である2912人目の感染者と接触があった。
なお、隔離期間終了後に陽性となった2899人目の感染者は、4月7日に日本からベトナムに帰国し、南中部沿岸地方ダナン市で21日まで隔離措置を受けていた。隔離期間中の3回の検査では陰性だったが、隔離期間を終えてハナム省に戻った後に体調不良を訴え、29日に陽性と判明した。
29日には、2899人目の感染者の家族4人(ハナム省在住)がF1として検査を受け、陽性となった。また、別のF1の1人(ホーチミン市在住)も感染が確認されている。
保健当局は引き続き接触者の特定・追跡を進めるとともに、該当者の隔離など対応を急いでいる。