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2月末にハノイ市にあるマンションの12A階(13階に相当)から転落しながらも、奇跡的に命が助かった女児N・P・Hちゃん(3歳)が3月5日朝に退院した。
女児は落下の衝撃で股関節骨折の重傷を負ったが、命に別状はなく、入院から5日後に退院となった。担当医によると、レントゲン撮影の結果、股関節の骨は元の位置に戻り、腫れや痛み、変形もないという。女児は2~3週間後に再検査を受ける予定だ。
退院に当たり、女児の母親であるHさんは、医師や看護師による心のこもったケアに感謝の言葉を述べ、「私たち家族にとって、とても幸福な瞬間です」と話した。
これに先立つ2月28日、Hちゃんは自宅マンション13階のベランダの手すりをよじ登って落下。たまたま現場に居合わせた荷物配達員のグエン・ゴック・マインさん(男性・31歳)がとっさの判断で1階中庭の屋根に上って女児を受け止めたことで、骨折を負ったものの、辛くも命が助かった。