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ベトナムで、携帯電話で暗号資産(仮想通貨)をマイニングするブームが起きている。こうした仮想通貨には、「Pi Network」のほか、「Bee」や「TimeStope」、「Eagle」などがある。
登録方法はどの仮想通貨もほぼ同様で、携帯アプリをインストールして電話番号かフェイスブック(Facebook)アカウントで認証を行い、招待コードを入力するだけだ。費用は一切発生しない。
ユーザーは1時間ごとに0.1Piがマイニングでき、24時間に1回確認ボタンをタップすることで、マイニングを継続することができる。また、友だちにアプリを紹介するとマイニング速度を速めることができる。
専門家はこのブームの背景に、「失うことへの恐怖」(FOMO=Fear of Missing Out)の心理があると指摘する。新しい仮想通貨は、以前の仮想通貨への投資の機会を逸した人をターゲットにしている。ベトナムでの「Pi Network」のユーザーグループの管理者は、「Bitcoin」や「Ethereum」を引き合いに出して仮想通貨の価値を喧伝し、参加者を募っている。
こうした仮想通貨の将来は未知数で、創設者も明らかにされていない場合が多い。専門家らは、ユーザーの個人情報が盗まれるリスクが高いと警告している。