(C) tuoitre 写真の拡大. |
ベトナムが英国の製薬大手アストラゼネカ(AstraZeneca)に発注した新型コロナウイルスワクチン3000万回分のうち、最初の11万7600回分を輸送する航空機が24日午前11時、ホーチミン市タンソンニャット国際空港に到着した。
ベトナムの4社が開発中の国産ワクチンを除き、ベトナムが調達する初めての新型コロナウイルスワクチンとなる。
保健省は、他社のワクチンの調達に向けて引き続き各国と交渉を行うと同時に、優先順位に従って迅速に接種を開始すべく準備を進めている。ベトナムワクチン株式会社(VNVC)は、各種手続きが完了次第、全国でワクチン接種を開始する計画だ。
これに先立ち、保健省はVNVCが所有する超低温倉庫3か所(最大マイナス86度で保存可能)と冷蔵倉庫51か所(2~8度で保存可能)を新型コロナウイルスワクチンの保存施設として認定した。超低温倉庫はハノイ市、南中部沿岸地方ダナン市、ホーチミン市にそれぞれ立地する。
VNVCは現在、全国49か所でワクチン接種施設を運営しており、毎日10万人にワクチン接種を行っている。同社は新型コロナウイルスワクチン接種の実施機関として保健省から認可を取得している。