(C) baochinhphu 写真の拡大. |
グエン・スアン・フック首相は2030年までの労働市場発展支援プログラムを公布した。
このプログラムは、労働市場の構成要素の発展に向けた強固な基盤を構築し、各種リソースの動員・配分・効果的な活用を後押しすることで経済社会発展の促進、近代的な就業構造へのシフト、国内労働市場と地域・世界の労働市場との接続につなげることを目指す。
プログラムは以下を目標とする。
◇有資格労働者の比率を2025年までに30%、2030年までに35~40%に増やす。
◇世界知的所有権機関(WIPO)の世界技術革新力ランキング(GII=Global Innovation Index)の専門知識を有する労働者の指数ランキングで、2025年までに世界トップ60入り、2030年までに世界トップ55入りする。
◇情報技術(IT)スキルを持つ労働者の比率を、2025年までに80%、2030年までに90%に増やす。
◇不就学者、職業訓練未受講者、若者の失業者の比率を8%未満に減らす。
目標達成に向けた対策として、◇労働市場に関する法整備の強化、◇労働需給の発展の支援・労働需給のマッチングに向けた労働市場情報システムの開発の支援、◇社会福祉制度・保険制度の充実化、◇国内外の労働市場の接続、◇特定の労働市場の開発、◇労働市場の組織化と運営効率の改善などが挙げられる。
このほか、労働に関連する法律の情報周知、規定違反、特に労働契約の締結、労働者の社会保険料の納付などの違反の監視・検査・処分の強化にも注力していく。