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グエン・スアン・フック首相は3日、「交通秩序維持と行政違反処理のための交通監視カメラ及び交通指揮センター整備計画」を承認した。総投資額は2兆1500億VND(約98億6000万円)で、公安省の事業としては過去最大規模となる。
計画は3つのプロジェクトから成り、2021~2025年に実施する。1つ目のプロジェクトは公安省交通警察局が投資主で、8500億VND(約39億円)を投じて監視カメラで撮影した画像の共用データセンターを設置する。
2つ目と3つ目のプロジェクトは、ハノイ市とホーチミン市の市警察が投資主で、それぞれ6500億VND(約29億8000万円)を投じて監視カメラシステムと指揮センターを構築する。違反車両の検知や交通渋滞の警告などを自動で行うシステムも構築する。両市の主要道路や駅には電子表示板を設置して、交通秩序の維持や安全に関する情報を掲示する。
国内には現在、10本余りの高速道路と130本近くの国道があるが、監視カメラが設置されている道路は限られている。主な道路と台数は、◇ノイバイ~ラオカイ間高速道路(110台)、◇ホーチミン~チュンルオン間高速道路(11台)、◇ダナン~クアンガイ間高速道路(78台)、◇国道1A号線ゲアン~クアンビン間(90台)、◇同ホーチミン~ドンナイ間(43台)などとなっている。