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東南部地方ドンナイ省ビエンホア空港で20日、同空港と周辺地域のダイオキシン除染プロジェクト(第1期)開始から1年の結果を発表する式典が開催された。式典にはグエン・チー・ビン国防次官やダニエル・クリテンブリンク駐ベトナム米国大使らが出席した。
プロジェクトは、米国国際開発庁(USAID)がベトナム国防省から空港敷地の引き渡しを受けて、第1期は2019年12月から実施されている。10年かけて数十万m3の汚染土壌を処理する予定で、開始から1年余りで同空港第2坑の汚染土壌2100m3を除染した。
ビン次官は、やるべき事は多く残されているが、この1年の結果は「重要なマイルストーン」になるとし、越米両国の長期的協力関係を確認するものだとコメントした。式典の前に受けた電話では、グエン・スアン・フック首相が、新型コロナ禍の困難を乗り越えて成果を出した関連機関の労をねぎらい、米国側の協力に感謝の意を表したことを紹介した。除染が完了した場所には樹木や草花を植えた後、地方政府に引き渡される。
式典では、両国の代表が周辺8省の障害者に対する支援プロジェクトの開始を発表するとともに、ベトナム戦争の被害克服のメディア協力に関する意向書を締結した。