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グエン・スアン・フック首相の指導のもと20日に開かれた新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策に関する地方自治体とのビデオ会議で、保健省は「全ての入国者に対し14日間の集中隔離を適用する」と明らかにした。
ただし、外務省が個別に決定する外交分野の特別な入国ケースについては例外として上記の措置を適用しない。
これまで、一部の外国人専門家やクルーメンバー(運航乗務員)は、集中隔離施設で短期隔離(14日未満)を受けた後、自宅やその他の宿泊施設で自主的に隔離することが認められていた。
しかし、多くの国々で新型コロナウイルスの変異株が流行していることから防疫を強化することとなった。これに加え、ベトナムは現在、第13回共産党全国大会(開催時期:1月25日~2月2日)とテト(旧正月)が間近に迫っていることもあり、感染症対策強化という面でセンシティブな時期となっている。
これに先立ち、グエン・スアン・フック首相は、関連機関に対しテトまでベトナム国内に人を迎え入れる航空便の受け入れを極力制限するよう指示し、運航が必要不可欠な航空便については、◇保健省、◇外務省、◇国防省、◇公安省、◇交通運輸省の5省が合意の上で首相に報告し、意見を仰いで個別に許可を取得するよう指導した。
なお、ベトナム国内では2021年1月20日の時点で50日連続で市中感染が確認されていない。